ヘッダーイメージ

私たちは、感動コンシェルジュ。世界に向けて“一流”を発信

今井 千晶 (いまい ちあき)

株式会社フタバファー

代表取締役

インタビュー

プロフィール

  • 出身地

    福岡

  • 尊敬する人

    祖父

  • 座右の銘

    桃李言わざれども下自ずから蹊を成す

  • 習慣にしていること

    神棚へのお参り、スクワット

  • 愛読書

    幸せ・成功のはじまりはたった1枚のファーから ~あなたの道にも通じる、今井千恵の「マイ・レガシー」

経歴

成蹊大学法学部卒業。弁護士・検事を目指し、 母とチャンスは1回だけの約束で司法試験を受験するも、不合格。母・今井千恵のNYデビューショーの応援に出向き、感銘を受けて、1999年6月入社。店頭での販売や広報を担当。その後、出産・子育てを経て2015年5月、社長に就任。

どんな事業をしているのか

卸売、紳士服、婦人服、ファー、レザー、アクセサリーの販売、イーコマース、ファー・レザーのお預かり保管

母への反発から感動、そして入社

小学校の卒業アルバムに書いた将来の夢は「毛皮会社の女社長」です。ただ反抗期もあり「跡取り」の言葉には、かなり反発していました。家にいるのは“母”ではなく“実業家”。司法試験勉強中も、周りの友達の親が「頑張れ」と応援する中、横で「司法試験なんてやめなさい」と言われ続けました。経営者としての母は「娘の私がやらなくても、優秀な方にお願いすればいい」と思っていたのでしょう。ただ、これは今だからわかること。説明せずに端折る母に対して、「私はこんなに頑張っているのに、なぜ応援してくれないのか」と反発していました。しかし、NYのショーで 会場中のスタンディングオベーションを見たことで、 国境を越えて人の心を感動させる素晴らしいビジネスだと腹落ちしたことが、入社の決め手です。

23歳、転機が訪れ性格が激変

元々の私は、繊細で傷つきやすいタイプ。だから、もし神が存在するならば、神様が弱い私に強烈な母を付けたのだと思います。ただ、70年代に九州で女性が起業するのは、相当な覚悟がなければできないこと。その人の娘として育つ中で、自然と厳しさを乗り越える必要がありました。 転機が訪れたのは、23歳。ニューヨークの街中を歩いていると、まるでシャンパンボトルの栓が抜けた時のように、何かがポンっと抜けたんです。その瞬間から、同じことでもポジティブに考えられるようになりました。理由や理屈ではないため、言語化して方法をお伝えすることはできないのですが、 それまで涙をいっぱい流し苦しみぬき限界を超え何かが変わった、壁を乗り越えたら明るい光が見えたそんなイメージです。

「仕事は厳しく、人にはやさしく」

コロナ禍の中、お買い物して下さったお客様が「今はお出かけできないけれど、CHIE IMAIさんのコートを眺めているだけで、気持ちがわくわくしてくる。コロナが明けたらこのコートを着てどこに行こうかと考えているだけで楽しくなります。ありがとう」と言われました。スタッフにもよく話しますが、私たちは物売りではなく、感動コンシェルジュです。ラグジュアリーの世界こそ、得たときの高揚感や喜びは強いもの。だからこそ、感動をお届けすることが仕事です。 また、そこには世界中の一流を求める方々との出会いがあります。

感動コンシェルジュ

コロナ禍の中、お買い物して下さったお客様が「今はお出かけできないけれど、CHIE IMAIさんのコートを眺めているだけで、気持ちがわくわくしてくる。コロナが明けたらこのコートを着てどこに行こうかと考えているだけで楽しくなります。ありがとう」と言われました。スタッフにもよく話しますが、私たちは物売りではなく、感動コンシェルジュです。ラグジュアリーの世界こそ、得たときの高揚感や喜びは強いもの。だからこそ、感動をお届けすることが仕事です。 また、そこには世界中の一流を求める方々との出会いがあります。

趣味の囲碁で得た、俯瞰の力

戦国武将や現代の経営トップの方、ビル・ゲイツやアインシュタインが囲碁を嗜んでいると聞き、元々興味がありました。その理由を知りたいと思い、始めることに。私は20代からニュービジネス協議会の理事を務めていたため、途絶えていた囲碁部を再度立ち上げました。プロ8段の先生を招き、月に1回教えを請うように。そして、「全くの」初心者からスタートした私も1級に昇格しました。 囲碁は俯瞰で見ることが必要です。打たれ強い性格に、囲碁でトレーニングしたことにより得た俯瞰的な見方が加わり、コロナ禍の中でも冷静に物事を優先的に組み立てることができました。 自分の長所、短所もよくわかり経営に生かしています。

学生へのアドバイス

年を重ねると、知りすぎてできなくなることが増えていきます。でも、学生時代は、「知らぬが仏」で、なんでもチャレンジできる。失敗してもやり直せる。だから怖がらすに、いっぱいチャレンジしてほしいです。 同じ物事でもどう感じるかは自分次第。 私は40歳になった時「人生の折り返し地点」と思うのではなく「新たな人生のスタートだ!!」と思うことにしました。生まれてから、それまでの人生は、育った環境によるところも大きいけれど、一度リセット。 これから「人生のスタート!!」と思うと、「真っ白なキャンバスに自分の好きなように絵を描ける!!」とワクワクしてきます。と同時に誰のせいでも環境のせいでもなく、自己責任です。 40歳の私がそう思うんだから、学生さんは、本当になんでもできるんです。そして、チャレンジの中から、何か1つ、これだと思ったものをコツコツ極めて、自分の力にしてください。学びに対する投資は、自分に返ってきます。

取材日 2023年05月

カバン持ちのステップ

無料登録

1

社長のカバン持ちに無料登録します。登録後、スタッフがカバン持ちをするまでサポートします。

友だち追加

社長を選ぶ

2

スタッフのサポートにより、あなたにピッタリの社長を選びぬきます。

カバンを持つ

3

社長に同行し、さまざまな体験をすることで、経験値を積みます。