働く人に感動を
高橋 輝行 (たかはし てるゆき)
KANDO株式会社
代表取締役
出身地
東京都
尊敬する人
両親、静岡の地域活性に尽力した祖母、渋沢栄一
座右の銘
「知行合一」「道徳経済合一説」
習慣にしていること
毎朝同じ時間に起きる
愛読書
ドラッカー『経営の真髄』、ピーター M センゲ『学習する組織 ― システム思考で未来を創造する』、安岡正篤『論語の活学: 人間学講話』
今までのご経歴など、自己紹介をお願いします。
実は、大学院まで物理を専攻していて、研究者になろうと思っていたのですが、共同研究でスタンフォード大学に赴いた時に物理界のトップのレベルを思い知って、研究者への道を諦めました。
日本に戻ると、知人から広告会社を勧められ、博報堂の営業職に就きました。大学院時代から、人と人を繋げ大きな成果を挙げる仕事がしたいという想いがあったので、その点で本当に合っていたのかもしれないですね。
博報堂に5年勤務した後、知的財産ベンチャーや経営共創基盤を経て、2010年に起業しました。現在は、中堅・中小企業の事業成長や再生の現場に寄り添い、議論を通じて人や組織を動かすことで、顧客に支持される商材を創り出し、儲かる会社へと変革する仕事をしています。
これまで培った議論の技術を提供し、人から感謝され、飯が食え、自己成長を感じられ、ペン1本で世界を股に掛けられる、こんなに楽しい仕事は他にありません。
事業内容についてお聞かせください。
事業は主に3つあります。
1つは、ディスカッション専用センターの運営(ビジネス・コラボレーション・センター)というもので、中堅・中小企業の経営者が、会社をよりよくするためにディスカッションパートナーと議論する専用センターです。ここでは、事業成長に悩みを持つ経営者が、ディスカッションパートナーとのマンツーマンの議論でミッチリ頭を使い、方針や課題、取り組み等をホワイトボードに書いて整理します。テーマに応じて専門家も交え、実行検証まで行い事業成長にコミットしています。
2つめは、ディスカッションパートナーの派遣です。企業の役員会議や従業員打ち合わせ、取引先商談等に同行し、全体整理や意見をまとめる支援を行います。活発な議論を引き出し、事業成長に向けてお互いの目線を合わせつつ、一人一人が自律自走できるようリードします。
3つ目は、ディスカッションパートナーの養成です。所属する会社や組織でディスカッションパートナー役となってもらい、実践を通じて議論の技術を習得するOJTプログラムを提供しています。議論の全体設計から、議論の進め方、資料作り、ホワイトボードの書き方、考えや意見の引き出し方、相手の腹に落とす方法など、相手に成果を上げさせるためのノウハウを、実践で身につけていきます。



会社のビジョン、ミッションについてお聞かせください。
「働くことに感動できる社会の実現」が私のビジョンです。
「仕事で感動してる?」と聞かれたら、「すごく楽しい!」「やりがいを感じる」と答えられる社会にしたいですし、何十年掛かるか分かりませんが、地球規模で実現したいと思っています。
それには、資本主義一辺倒ではなく、人の幸せをベースにした経済、道徳と経済が融合する社会の実現が不可欠と考えています。顧客が感動する商材を作り、会社が利益を上げるために人や組織を活かせる人材こそ、よりよい社会を実現できるキーパーソンであり、そのような人材を輩出したいと考えています。
「こんな人と会いたい!採用したい!」の「こんな人」と、その理由をお聞かせください。
現時点では新卒採用はしておらず、大手企業で事業変革の経験を持ち、一定のディスカッション技術レベルをクリアした方とのパートナーシップが中心です。どのような議論が行われているのか興味ある方には、事前にクライアントの許可が必要になりますが、オブザーバーとして参加できます。
一人でも多くの方に、議論の面白さ、ライブ感を体験してもらいたいと思っていますので、お気軽にご連絡ください。
学生へのアドバイスをお願いします。
昔の例え話に「 籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人 」というものがあります。
社会には一人一人役割があり、利他の心を持って機能することで、みんなが幸せになり、よりよい社会が実現します。
みなさんも、これから社会に出られますが、自分が担うべき役割を認識し、相手と協力し合うことで、よりよい会社、よりよい社会を実現して欲しいと願っています。
KANDO株式会社
http://kando-inc.com/
取材日 2018年5月17日