やりたいことは全部やれ
桑原 康浩 (くわはら やすひろ)
株式会社 ファーストステップ
取締役社長
出身地
大阪府
尊敬する人
織田信長
座右の銘
やりたいことは全部やれ
習慣にしていること
読書
愛読書
司馬遼太郎『坂の上の雲』
今までのご経歴など、自己紹介をお願いします。
就職した頃は、「自分のやりたいことがわからない」「将来の目標は無い」という状況でした。
当時は就職難だったこともあって、周りには浪人する友人もいましたが、親には許されなかったので、父親に勧められたシステム会社に入社しました。
そんなこんなで決まった就職でしたが、学生時代はやんちゃで「やれるあそびは全部やろう!」と決めて遊び切ったので、その分就職後は仕事に没頭することが出来ましたね。
会社では自称“便利屋”として、頼まれた仕事は何でもやりました。「1週間後広島に転勤してくれ」と頼まれればしましたし、「出張に行ってくれ」と頼まれればいつでもすぐ行きました。周りには有名大学出身の同僚が沢山いる中で、「知識や技術で張り合うのは厳しい」という自覚があったからこそ“便利屋”に徹することが出来たのかもしれませんね。
その後数名での起業を経験しましたが、自分のやりたいことがではなかったため枝分かれ。
その後転職したのが大阪に本社があるシステム会社の東京支社だったのですが、東京支社が子会社化された後、親会社が事実上の倒産をしました。その際に残った東京支社が今のファーストステップです。
事業内容についてお聞かせください。
主な事業内容としては、コンピュータソフトの開発・保守、ソフトウェア・ハードウェア製品の販売、業務システムの企画・提案・製作・販売、WEBコンテンツの企画・製作、コンピュータシステムの運用管理です。
システム開発はよくお産に例えられるのですが、お客様はシステムを「産む」役割で、エンジニアはそれを助ける「産婆」のようものです。
世の中の多くのシステム開発会社の仕事は「産婆」の役割を全うすることですが、「こうした方がいいんじゃないか」とシステムを育てることも私は必要だと思います。そのため我々はしっかりお客様のニーズに合わせて考え、提案することも大事にしています。
そのようにエンジニアの考えや心のこもったシステムを仕上げた方が、お客様からの「ありがとう」も絶対身に染みます。
そして今後はオリジナルパッケージを開発する、つまりシステムを「産む」こともしていきたいと思っています。
会社のビジョン、ミッションについてお聞かせください。
システム開発をする時に必要不可欠になるのが、人工(にんく)計算と言って、仕事に必要な労働量がどれくらいかを割り出して、そこからの計算で全体の費用を決めることです。
働く人達により安心、安定した環境にいてもらうためにも、このように人間の労働力に頼る割合が大きい労働集約型だけではなく、より知識集約型の産業構造にしていくことが自分のミッションだと思っています。
そのミッションのためにも、オリジナルパッケージにこだわりたいです。
また、新しいパッケージを生み出す時に、「既存のものや二番煎じはだめだ」ということをよく言われますが、私はそうではないと思います。大事なのは、既にあるアイディアだとしてもそれをどう売り出して、お客様の心を掴むかだと思います。IT時代に突入して長い年月が経った今、新しいものを生み出すことは昔よりもずっと難しいですし、売り出し方1つでヒットした商品だっていくつもありますからね。
このような意識を忘れずにいれば、きっと素晴らしいパッケージを生み出せます。

「こんな人と会いたい!採用したい!」の「こんな人」と、その理由をお聞かせください。
若い人と働いていて、みなさん言ったことはとてもしっかりこなしてくれる印象があります。
それはすごく素晴らしいことだと思うのですが、「自分で考えてみて」と言うといきなり意見がなくなってしまう人が多いのではないかなというのも同時に思います。
そうではなく、自分で「こんなことがやりたい!」と考えて自発的に活動出来る方とお会いしたいですね。
一緒に働く社員のみに限らず、友人だったり、お客様だったり、どんな間柄であろうとお会いしたいと思う人物像ですね。
学生へのアドバイスをお願いします。
「何をすればいいのかわからない」
「自分が何をしたいのかわからない」
こういう悩みを持っている方が多いのではないでしょうか。
そういう方には“とりあえず動いてみること”をお勧めします。
実際に考えることも大事だとは思いますが、考えるだけでは答えは出ません。
「辞めたらすべて無駄になる」なんてこともありません。
途中で辞めたっていいから、とりあえず一歩踏み出して動いてみることで様々なことが分かると思います。
結局、頑張ってやり続けたらなんだって出来るようになりますよ。
株式会社 ファーストステップ
http://www.first-step.co.jp/
取材日 2018年5月29日