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100年先にも名を残すブランド創り。

勝 友美 (かつ ともみ)

株式会社muse

代表取締役

インタビュー

プロフィール

  • 出身地

    兵庫県

  • 尊敬する人

    ココシャネル

  • 座右の銘

    未来は自分の中にある

  • 習慣にしていること

    特になし

  • 愛読書

    プラダを着た悪魔

今までのご経歴など、自己紹介をお願いします。

百貨店にてファションにおける幅広い専門知識を習得してトップセールスとなった後、海外向けスタイリストとしてイメージモデルへ抜擢されました。 その後、縫製業界へ入り、ファクトリーブランド直営店始動に参加。来店される9割以上のお客様の担当となり、技術を磨きました。 日本パーソナルカラー協会認定パーソナルカラーリスト及び色彩の資格取得し、現在は『Re.muse』を立ち上げ独立をしています。

事業内容についてお聞かせください。

メンズレディースのオーダースーツの会社をしています。オーダースーツといっても簡易なイージーオーダーからフルオーダーまで幅広く棲み分けがありますが、弊社はほぼフルオーダーに近い所に位置します。通常スーツを作るのに要する工程は100工程ほどが一般的な中、400もの工程を半分以上ハンドメイドで仕上げるといったスタイルです。マシン化と海外縫製が進む中で、国内100%の縫製を採用し、ジャパンメイドの高度な技術を駆使した製品をお客様へお届けしています。採寸にも独自の拘りがあり、特殊体形補正といった手法を用いて、あらゆる身体の癖に対応できる細やかな設計図作りを行っています。また、スーツの顔であるファブリック(生地)は一万種類以上を常備。ヨーロッパの老舗ブランドの生地ブックが、店頭には並んでいます。このように、一着のスーツをつくり上げる為に必要な体制は万全です。しかしながら弊社と他社との大きな違いは、店頭スタッフを女性のみで固めている所にあります。女性ならではの細やかな感性があってこそ生み出せる美しいシルエットのお仕立ては、一度着ると離れなれなくなるほどです。私共は、「人が内面に秘めている価値(魅力)を一着のスーツで表現したい」と考えています。
本当のオーダースーツとは、一着のスーツをきっかけに、着る方の未来が輝きだすものであると信じているからです。
スーツをオーダーする「目的」に焦点を当てたヒヤリングにより、弊社を起点に結果(未来)が変わる方が続出中。いつしかRe.museのスーツは、夢を叶える“VictorySuit”と呼ばれるようになりました。個人が目指すべき目標を達成する為に仕立てたスーツの繁栄は、着る人自身の「人生」をも輝かせる事に等しく、ひいてはそれが、日本の未来を引っ張っていく熱き人材の創出になる。そう考えながら、日々事業に取り組んでいます。

会社のビジョン、ミッションについてお聞かせください。

「100年先にも名を残すブランド創り。」
創業当初より、これをミッションに掲げています。流行では無く時代を作る。どうせやるのであれば、自分達がこの世の中から消えても生まれ続ける価値を創出して死にたい。そんな想いで、まるで子供を育てるように会社を育てています。多くの場合、子供の最期に親は立ち会う事が出来ません。私共も、子供(muse)の最期に立ち会う事がないよう、日本のみならず海外の方々からも「訪れる事に価値があるお店」として必要とされ、認知・評価を獲得していきたいと思っています。
また、レディースオーダースーツの時代が日本には一度も到来していませんから、ビジネスシーンにおけるレディースオーダースーツの文化を創造する事も、弊社だから出来る事の一つだと重点を置いています。それに伴い、女性社員の積極的な採用と育成に今後も力を注ぎます。女性を採寸士として採用・育成することで、技術を持った女性の創出、女性の自分らしい生き方の手本となる会社を目指します。フィッターの地位確立と技術伝承の為に今後は資格制度を導入し、スクール開校も視野に入れています。  また、Re.museは売って終わりのスーツ屋になりたくないと考えていますから、スーツを通して出会った人達が、互いの生きざまに共鳴し、互いの人生における化学反応を起こす事の出来る「Victory Club」というプラットホームの運営をしています。これを会員制ビジネスへと発展させるスキームを、2017年中に構築・始動させる予定です。会社としては、「海外にも通用する日本発のブランドの創造」に命を懸け、 仲間には、「個人の財産となる能力を培えられる環境」を整えていきたいと思います。

「こんな人と会いたい!採用したい!」の「こんな人」と、その理由をお聞かせください。

●逆境の中でプラスの捉え方を持てる人。
一般的に仕事をするという事は、楽しい!楽ちん!といった気分とは逆の感情の方が多くの割合を占めます。怒られる事、悩み苦しむ事、指摘される事、不甲斐なさを感じる事、多くの悩ましい自分と出会う日々の連続です。そんな中でも、もし全てが成長!全てが自分の為!と捉える考え方をもてたなら、全てはプラスの原動力へと変わります。大変で出来なくて当たり前!だからこそ成長出来て、楽しい!全ての物事は自分の解釈でいくらでも前向きなラッキーへと好転可能!そんな考え方が出来る仲間と切磋琢磨するからこそ、いい会社が創れるのではないでしょうか。

●当事者意識を持てる人。
当事者意識を持つ人は、仕事に対する「危機感」があります。これが無い人は、比較的のらりくらりなんとなく働く傾向が強いです。自分事になっていないので、仕事の覚えも遅く自力がつきにくく、必要に迫られてからしか動かない。一方、当事者意識がある人は、「自分事!」そう考えられる人なので、「率先して考え、行動」しますから即戦力となってくれる。どっちの意識を持つ人がいる組織が発展するかは、明確ではないでしょうか。

●やりきる力を持っている人。
投げだす人は、また投げ出す。目の前の小さなことでも淡々と継続した人が最期には力を付けます。そんな人には仕事を安心して任せる事が出来ます。最後まで仕事をしない人、継続性が無い人は、信頼に欠けるので以下の人員も育ち難いです。会社にしてもらう事はあっても、会社に何が出来るかは解らないと言った、「気分」の人に見受けられます。

●思いやりの心があるか。
全ては人で成っていますから、これが無い人はスペックがあろうと採用には至りません。

学生へのアドバイスをお願いします。

一つ、やりたい事が見つからない人へ。それを探す事も重要かもしれませんが、今あなたの目の前にある課題に全力で取り組む事は、それ以上に重要かもしれません。なぜなら、やりたいことは探して見つかる物ではないから。全力で取組む中で感じた「やりがい」が、積み重なって「やりたい」って気持ちへと発展していくものです。このプロセスの体感無いままに、これをしたら人生が輝く!ってものとの出会いはほぼゼロでしょう。ここから先の数年は、与えられたどんな小さな仕事にも全力で向き合い、やり抜く力を身に付ける事、そしてその中から生まれた感謝の声を糧に、やりがいを感じる機会を自分の努力で増やす事。これが実は、貴方が探している「やりたいこと」を掴む近道だったりします。夢中で取組んでいると愚痴もでませんし、仕事とは「人の役に立つ事」です。希望と愛と自由とお金と、さまざまな豊かさを持つ方法は、それをあなたが人に「与えたいと思える心」を持つ事です。その為の成長をさせてくれる場こそが、社会です。 二つ、自分には何が足りないのか?○〇があれば○〇が出来る。そう考えている人へ伝えたい。私が独立したのは28歳の時で、お金も人脈も相談相手さえもいなかった。けれど今の私には、沢山の必要としてくれるお客様も仲間もいます。な~んにもなくったって、なんだって出来るんです。どんな夢だって描けるんです。ただひとつ私がした事は、「決断」だけです。あなた方は既に沢山のものを持っていて、既に素晴らしいのですから、この可能性に満ち溢れた人生を、主人公としてどうどうと生きてください。気が向いたら、やりたい事を思いっきりやって365日24時間、ハッピーに生きる私に会いに来て下さいね。共により良い日本をつくりましょう。
株式会社muse

取材日 2017年04月

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