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ダイセーエブリー二十四株式会社
代表取締役社長

田中 孝昌

大学卒業後、山崎製パン株式会社に入社。配送現場を経験したのち、デイリーヤマザキで販売される弁当やサンドイッチの企画・販売に携わり、食品流通の現場を学ぶ。1998年、ダイセーエブリー二十四株式会社に入社。2000年、代表取締役社長に就任。

大学卒業後、山崎製パン株式会社に入社。配送現場を経験したのち、デイリーヤマザキで販売される弁当やサンドイッチの企画・販売に携わり、食品流通の現場を学ぶ。1998年、ダイセーエブリー二十四株式会社に入社。2000年、代表取締役社長に就任。

  • 社長の歴史

    危機の中で、覚悟は生まれた。

    「このままだと倒産するよ」。

    社長就任から数年後、グループ会社の幹部から告げられた言葉です。時代は追い風でした。サードパーティーロジスティクスの考え方が広がり、物流の役割も大きく変化。その波に乗って積極的に投資し、売上は伸びていました。けれど利益は出ていなかった。若手社長としてちやほやされていた自分が、会社を潰しかけている。現実を突きつけられました。

    父の会社を継ぐつもりのなかった私に、最初の転機が訪れたのは1999年です。グループ会社の物流センターが放火に遭い、会社存続の危機に直面。金融機関から個人保証を求められ、代表取締役社長に就任。初めて覚悟が生まれました。

    急成長の裏で、会社の実態を見失った私に訪れた二度目の危機。眠れず、朝3時、4時に出社。倉庫を掃除し、現場を見て、人の話を聞き、何を変えるべきか考え続けました。会社存続の危機と、自分の未熟さから生まれた危機。この二つは、今も私の経営の土台です。

  • 社長の想い

    現場の声を、仕組みに変える。

    二つの危機を経験して学んだのは、都合の悪い現実から逃げないこと。厳しい状況の中、きれいな数字だけを見ていても何も変わりません。バッドニュースを出し切り、現場の声を聞く。そうして初めて、変えるべきことが見えてきました。

    人を育てたいから、教育の仕組みをつくる。未経験者が多いから、安心して知識と技術を身につけられる教習所を会社につくる。桁外れな挑戦だと思います。でも、必要ならとことんやる会社でありたい。

    海外でも、日本で培ったノウハウや品質に価値を感じてもらえる市場を見つけました。物流会社だからこうあるべき、という固定観念に縛られていては、未来は変えられません。
    物流は、社会の当たり前を支える仕事です。だからこそ、現場で働く人が誇りを持ち、自分で考え、主体的に動ける会社にしたい。課題に向き合い、仕組みをつくる。それが、社長としての私の想いです。

  • 社長の目標

    海外もAIも、挑戦を面白がる会社へ。

    国内での全国展開、海外での事業拡大、そしてAIを活用した物流の進化。今、私たちが目指している目標です。

    海外では、すでにタイ・マレーシアを中心に事業が動いています。日本のコンビニや外食企業が東南アジアに広がる中で、品質を守って届ける物流へのニーズは高まっています。海外会議は英語、資料も英語。私も継続して英語を学んでいます。議長として会議に出るのは本当に大変ですが、グローバルで戦うために避けては通れません。

    物流も、テクノロジーを使って変えていく時代です。AIと現場の知恵をどう組み合わせるのか。それを考え、形にしていく主役は、現場を知る社員一人ひとりです。
    全国へ、世界へ、そして新しい技術へ。一般常識にとらわれず、自分なりの価値観を持って挑戦できる人と出会いたい。物流の未来を変える挑戦を、一緒に面白がってくれる学生と出会える日を楽しみにしています。

    取材日:2026年5月

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