インターン事例

自分を見つめ直す「社長の鞄持ち」

中京大学
児玉 優希
株式会社小田原工務店 代表取締役
小田原 勤

株式会社小田原工務店

株式会社小田原工務店は、鳥取県米子市で高気密高断熱のデザイン注文住宅やリノベーションを手がける地域密着の工務店。27年前から高気密高断熱の暮らしやすい家づくりに取り組み、研究・ブラッシュアップを重ねてきた。安全・安心・快適を担保できる住宅をお引き渡しすることはもちろん、コミュニケーションを通じて、お客様の不安や心配事を払拭し、理想の住宅づくりを叶えている。

  • 社長の鞄持ちをしてみたいと思ったきっかけを教えてください

    児玉:就職活動を始め、いろんな会社を調べる中で”自分は何がやりたいのか”が、わからなくなってしまいました。そんな時にたまたま「社長の鞄持ち」をネットで見つけ、社長と出会うことで、自分のゴールが何かが見つかるかもしれないと思い応募することにしました。
    どんなお仕事をどんな思いで行なっているのか、社長に三日間密着することで自分の夢を発見したいという思いで始めました。

  • 3日間のインターンはどんな内容でしたか?

    小田原社長:初日は、弊社がどんな仕事をしているか知っていただくために、完成見学会開場や建築現場に同行してもらいました。
    児玉:事前に建築業界のことを調べてから臨んだのですが、想像以上に知らないことばかりでびっくりしました。普段何気なく暮らしていた家づくりの裏側では、こんなにも多くの人のこだわりや工夫が詰まっていることがわかりました。

    小田原社長:自分たちが普段普通に行なっていることをそう感じていただけるのは嬉しいですね。

    児玉:はい、特に高気密高断熱にこだわっていらっしゃって、今回身をもって高気密高断熱の凄さを実感しました!こんなにも過ごしやすさが違うんだ!って。それと、Q値とかC値とか、初めて耳にする言葉もとても多かったです。

    小田原社長:そうですね、なかなか馴染みのない言葉が多いですが、高気密高断熱住宅をつくる中で非常に重要なポイントです。27年前から研究を重ねて今のレベルまで到達することができたんですよ。

    児玉:2日目は、早朝から作業が始まる住宅の「棟上げ」の見学に伺いました。
    朝早く、しかもとても寒い中で、小田原社長自ら社員や現場の方々に率先して声掛けや指示をしているのが印象的でした。午後には「棟上げ」の完成を見に行き、1日で土台の状態から骨組みが完成していることが衝撃でした。

    小田原社長:初めて「棟上げ」を目にすると確かに驚くかもしれませんね。
    その日に向けて何日も掛けて準備をして、当日は大勢の職人さんたちが協力して形を造ります。

    児玉:現場の職人さんたちもとても優しかったし、夜に社員の皆さんと食事に行ったのですが、みなさん見ず知らずの私にたくさん話しかけてくださって、本当に温かい会社だなって思いました。

    小田原社長:ありがとうございます。最終日は、児玉さんとお話しする機会を多く設けましたが、最初の印象とは違って、児玉さんは結構自分の意見がしっかりとあって、それを上手に伝えられる人なんだなって感じました。

    児玉:嬉しいです。実際の現場やお仕事のことが少しづつわかってきたら、ここってどうなっているんだろう?とか、こうしてみらたもっとおもしろいかも!って思うことがあり、お伝えしたくなってしまいました笑

  • 社長の鞄持ちを通じてどんな学びがありましたか?

    児玉:冒頭でお話ししたように、社長の鞄持ちをする前は自分が何がしたいのかよくわかりませんでした。でも、この3日間を通じて、それは「ただ知らなかっただけ」なんだ!ってことに気がつきました。色々な会社のホームページの情報だけ見ていても正直全然何もわからなくて、その中で決めようとしていたから、今思えばそれではわからないよなって。
    勇気を出してリアルな現場を見てみたら、あ、こういう仕事だったら私もやってみたい!と普通に思えました。

    小田原社長:わかります。私も学生時代はそうだったので。結局毎日見ていた親の仕事がやりたくなってしまいましたが、リアルをちゃんと知っているか知らないかがとても重要ですよね。

    児玉:小田原社長は、お客様にも社員のみなさんにも幸せに過ごしてほしいと考えられていて、お客様には夏涼しく冬暖かいお家づくりで、健康にも経済面にも優しいお家づくりを、社員のみなさんには、休日を増やしたり、給与を増やすための取り組みを一生懸命考えられていました。
    経営者の方はこんなにもいろんなことを考えて、実際に行動に移されていることに感動しました。
    私も就職したら、お客様のためや環境のため、一緒に働く仲間のために、そして自分と関わる人が少しでも幸せになってくれるような仕事をしていきたいって思いました。それが今一番の夢です!

    小田原社長:短い期間でしたが、私が会社を経営する上で一番大事にしていることや、仕事においてのこだわりとかをちゃんと理解してくれて本当に嬉しいです。
    児玉さんの持ち前の明るさや、自分の意見をちゃんと伝えられることは大きな強みだと思います。しっかりと学び、あとは自信を持ってこれから社会で活躍されることを願っています。

    児玉:鳥取県には行ったことがなく、一人旅の経験もないので、最初は不安でいっぱいでした。
    でも、小田原社長や社員のみなさんが温かく迎えてくださって、不安だった気持ちがどんどんもっと知りたい、学びたいって気持ちに変わっていきました。
    今回は本当にありがとうございました。また鳥取県に行くときは寄らせてください。

    小田原社長:もちろんです。ぜひ寄ってくださいね。
    なかなか大学生の子とお話しする機会がなかったので、こちらも色々と気づきの多い3日間でした。社員一丸となって、またフレッシュな気持ちで仕事をしていきたいと思います。
    ありがとうございました。

その他のインターン事例

一覧にもどる

「社長の鞄持ち」YouTubeチャンネル

就活中のあなたへ。
実際のビジネスの舞台裏を覗いてみませんか?

YouTube

お問い合わせ