「つなぐ力は、走る力だ。」ジョイントで日本の橋や道路の安全を支え続けたい
若林 勇二 (わかばやし ゆうじ)
株式会社クリテック工業
代表取締役社長
出身地
神奈川県茅ケ崎市
尊敬する人
両親、稲盛和夫、塚越寛、大久保秀夫
座右の銘
人事を尽くして天命を待つ、やるだけやったら後はケセラセラ
習慣にしていること
感謝する、すぐ行動する、早起き
愛読書
「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」「7つの習慣」
今までのご経歴など、自己紹介をお願いします。
判事を志して司法試験にチャレンジするも合格には至らず、10年の月日を費やして断念しました。31歳で就職を決意。父の口癖である「社会貢献できる人になれ」という言葉を、10年以上も行動に移せなかった葛藤をぶつけるように、がむしゃらに働きました。

人材派遣会社や出版会社の営業としてトップセールスを記録し、その後、新会社の設立や代理店統括業務などを経て、2004年に父が代表取締役を務めるクリテック工業に入社しました。

入社のきっかけは、「なぜ父親の会社を継がないのか」という友人たちからの助言です。畑違いの私は、業界の特徴、市場規模や競合について調べてみました。すると、当社が創る「橋梁用伸縮装置(ジョイント)」は、道路や橋の安全を守るという社会的な使命があり、この先も自動車が移動・移送手段である限り、社会に必要とされ続けることがわかったんです。また、全国には700万橋以上あり、橋に設置するジョイントは、やりきれない数がある。にもかかわらず、ジョイントのメーカー数は、全国に僅か20社ほどしかなく、しかも、大手競合会社も少ないということも分かったのです。

従来の弊社は、人脈に頼った営業でしたが、前職で培った営業ノウハウをもとに、先ずは自ら実績を出し、その後、社員にもそのノウハウを伝えて、新規案件を次々と獲得できるようになりました。2007年代表取締役に就任し、現在に至ります。

事業内容についてお聞かせください。
わたしたちは、「橋梁用伸縮装置(ジョイント)」のメーカーであり、ジョイントの設計・製造・販売・施工までを一手に引き受けている会社です。ジョイントは、温度変化によって伸びたり縮んだりする橋の伸縮を吸収するもので、騒音や衝撃を防ぎます。車で橋を渡る途中で“カタンカタン”という音がしたら、ジョイントの上を通ったときです。

クリテック工業には3つの特徴があります。 1つ目は、自社工場を持たないファブレスメーカーであること。ジョイントの製造を協力工場にお願いすることで、資金や人材を製品の研究開発に集中させられるので市場の変化に素早く対応しやすくなります。

2つ目は、メーカーにとどまらず、ジョイントの施工までおこなうところ。これまで、全国10,000ヶ所以上のジョイント工事を手掛けました。公共工事の発注者は国や市町村といった自治体がほとんどです。そのため、企業間の公平性に配慮して製品について意見をいただくことはありません。そこで施工まで手掛けると、現場での経験とノウハウが得られ、製品開発のヒントになるんです。

3つ目は、製品をユーザー様へ商社などの中間会社を介在せずに直接販売している点です。途中に中間会社を介さないため、自社で自由に価格設定できることは、経営の強みになっています。

会社のビジョン、ミッションについてお聞かせください。
わたしたちの存在意義は、「社員が明るく楽しく働きながら、世の中に価値を提供することで、より良い社会づくりに貢献するため」と定めています。わたしたちが携わる公共土木事業は、災害や経済危機が起きても優先的に続けられます。それだけ、社会的に重要な仕事なのです。

公共工事は手続きも細かく大変なことは多いですが、「自分の仕事が道路の安全を、ひいては日本を支えている」と自負し、社員一丸となって仕事をしています。この先も、お客様から厚く信頼される社員とともに、明るく、楽しく働いていきたいです。

また、社名の「CRETEC」は、“Create”(創造する)と“Technology”(技術)の造語です。技術力を高めてより良い製品を創造し、社会の進歩に少しでも役立ちたい。そのためにも、若い学生のみなさんにインフラ事業や当社についても知っていただいて、日本のインフラを支える一翼を担っていただくことが一刻を争う課題です。
「こんな人と会いたい!採用したい!」の「こんな人」と、その理由をお聞かせください。
わたしたちは、理想の社員像として「経営理念・経営ビジョンに共感し実践できる社員」「どんな環境でも自分で道を切り拓いて目的を達成できる社員」「自責で考えられる社員」を掲げています。経営理念やビジョンは経営計画書として一冊にまとめ、全社員で共有しています。会社の目指す方向性に共感し、情熱的に仲間と協力し合える方と出会えたら最高ですね。そんな方には将来、弊社の幹部となり経営を支えて欲しいです。また、その中から志の高い経営者を多数、輩出したい、という想いがあります。

業界トップシェアという目標を達成するためには、知識を身に着け、技術を磨くだけではなく、人間力の高い人財が必要です。そのための教育には力を入れていますし、経営者として会社の成長だけではなく、会社に関わる方すべてが少しでも幸せになれるよう意識して行動しています。

学生へのアドバイスをお願いします。
「社長のカバン持ち」を通して社会貢献への意識を高め、「自分はどのように社会に貢献していこう」と考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。

二宮尊徳翁の教えに「たらいの水の原理」というものがあります。たらいの中の水を自分の方へかき集めようと手を動かすと水は逃げてしまうが、相手にあげようと押しやると水は自分の方に戻ってくる。つまり、相手に奉仕をする気持ちで行動すると、巡り巡って自分のためになるという教えです。もし、私の「カバン持ち」を通して得るものがあったなら、その経験を糧に、「自分に何ができるか」考えて、ぜひ社会にお返ししてください。

また、社会やお客様への貢献を続けるためには、自分自身ができることを増やし、仕事の質を高めることが求められます。社会人になっても学び続け、仕事をする上でも自分なりの創意工夫を重ねる姿勢は大切にしてもらえたらと思います。

私が学生の頃よりずっと、今の学生さんは日々膨大な情報にさらされていると想像します。情報を得て活かすことは仕事においても重要ですが、意外と大事なのは「ひとまずやってみるか」という行動力。失敗しても、その失敗を検証してすぐ次に進めばいいんです。スピード感を持って経験値を増やしていくことで、仕事の質もあるとき急に上がります。

いくら知識があっても、「それで、実際にやったことあるんですか?」とお客様から尋ねられて答えに窮するようでは、信頼を得られません。頭でっかちにならずフットワーク軽く動ける人は、どんな業界でも貴重な存在になれるはずです。
一緒に夢を語り行動しましょう。成果の源泉は、いつでも行動です。行動すれば成功も失敗もするでしょう。成功したら、継続するか洗練しましょう。失敗したら、そこから学びを得て、次に活かしましょう。止めることもあるでしょう。それでも、行動に無駄はありません。挑戦したい人は、クリテック工業のカバン持ちでぜひ様々な学びを得てください!

株式会社クリテック工業
取材日 2022年06月
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