インタビュー

大学時代、工学部から経済学部に転部。麺食を継ぐ予定はなく、「食」での起業を目指す。起業経営にはお金の知識が必要だと考え、第一勧業銀行（現：みずほ銀行）に入行。4年間勤務した後、「株式会社ベンチャー・リンク」に転職。その後「株式会社グローバルダイニング」にて、「モンスーンカフェ お台場」の店長を務める。2005年、「株式会社麺食」に戻り、父の跡を継ぐ。

・「喜多方ラーメン坂内」国内約70店舗、USA6店舗の運営 アジア料理店「88asia」ベトナム料理店「ヴェトナム・アリス」 スペイン料理「バル・デ・オジャリエ」等のレストラン運営

僕に訪れたのは、少し曲がった反抗期でした。親のことを「中原さん」と呼び、「高校には進学しない」と言っていました。経済的に自立したい。早く社会に出たい。その思いで、中2から内職を始め、独立するためのお金を貯めていました。でも、中3のときに言いくるめられてしまい、高校を受験。できるだけ自由な風潮の高校を選びましたが、全然楽しくない。バイト三昧で、高校にはほとんど行っていません。

僕は、逆張りタイプ。多くの人が選ぶことに対し、「ちょっと違うんじゃない？」と思ってきました。大学に入学することが目的になり、入学後、自由を満喫する人は多いですよね。でも、僕は自分で起業したいと思っていたから、飲み会に行っている場合じゃないなと。人脈をつくるとか、意味のある飲み会もあると思う。でも、そればかりやっていてもな、と思っていました。 2年の時点で、ほぼ単位を取り終わるくらい授業に出席。3年で文転。通学の電車の中で、日経新聞を読み、自分のインプットのための時間として使っていました。日本で優秀だと言われている人たちが、世界で活躍できないのは、今、大学時代にちゃんとやっておかないからじゃないか。今、ちゃんとやらないと自分の成長はないと思っていました。

ベストは「将来、こうなりたい」との方向性を持っていること。仕事でも、生活でも、誰かの役に立ちたいでも、なんでもいいんです。ただ、ある程度は、内容をはっきりさせること。「成功したい」だけでは、成功とは何を示すのか？という話。「私は、食で皆さんの役に立ちたい」ぐらいまでハッキリとしていれば、迎える側も必要なことをいくらでも教えてあげることができます。 将来の姿を考えるのは、大変なことです。でも、まずは考えて、1回決めた方がいい。あとで変えてもいい。でも、まず1回決めて、頑張った経験は無駄にはならないと思います。 選ぶ基準は「自分が楽しい」「テンションが上がる」「すごく大変だけどワクワクする」みたいなことでいい。あとはたくさん自問自答すること。仲間が言うから、新聞に出ているから、親が言ったからなんて、全然ワクワクしないでしょう。みんな反対するけど、めちゃくちゃテンション上がるんだよねってことをやったほうが、20年後、30年後、その業界でトップになれるんじゃないかと思います。

ベストは「将来、こうなりたい」との方向性を持っていること。仕事でも、生活でも、誰かの役に立ちたいでも、なんでもいいんです。ただ、ある程度は、内容をはっきりさせること。「成功したい」だけでは、成功とは何を示すのか？という話。「私は、食で皆さんの役に立ちたい」ぐらいまでハッキリとしていれば、迎える側も必要なことをいくらでも教えてあげることができます。 将来の姿を考えるのは、大変なことです。でも、まずは考えて、1回決めた方がいい。あとで変えてもいい。でも、まず1回決めて、頑張った経験は無駄にはならないと思います。 選ぶ基準は「自分が楽しい」「テンションが上がる」「すごく大変だけどワクワクする」みたいなことでいい。あとはたくさん自問自答すること。仲間が言うから、新聞に出ているから、親が言ったからなんて、全然ワクワクしないでしょう。みんな反対するけど、めちゃくちゃテンション上がるんだよねってことをやったほうが、20年後、30年後、その業界でトップになれるんじゃないかと思います。