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プロフェッショナルだけが生き残れる時代の到来。一歩抜けた存在を目指せ!

小田原 勤 (おだはら つとむ)

株式会社 小田原工務店

代表取締役社長

インタビュー

プロフィール

  • 出身地

    鳥取県米子市

  • 尊敬する人

    球体みたいな人(何をしていても、どこから見ても “らしさ”を感じさせる人

  • 座右の銘

    良いことはお陰様、悪いことは身から出た錆

  • 習慣にしていること

    楽しい仲間とのひと時(特に酒席)

  • 愛読書

    「スラムダンク勝利学」「僕を探しに」

経歴

親の敷いたレールを歩きたくないと考えていた高校時代。専門学校建築工学科卒業後、フリーターに。しかし「父親の会社が大変」との話から、米子に戻り、地元の設計事務所に入社。夜中まで図面を書き、時には徹夜で作業。ハードワークではあったがさまざまな経験を積み、知識とやりがいを得る中で8年半勤務。数多くの現場を見る中で「木造建築が好き」だと気づき、30歳で小田原工務店に入社。平成18年、代表取締役に就任。

どんな事業をしているのか

建築に伴う設計・施工・請負業務

家業を継ぐ気ゼロの学生時代

高校・専門学校時代は、勉強より気の合う仲間と遊ぶことを優先していました。当時は業を継ぐつもりは一切なく、バイトで生計を立てる日々でした。印象に残っているのは、アルバイト先のレストランの部長と課長。今思えば、場の仕切り方や人の使い方から指示の出し方、当時19歳の私たちとの付き合い方まで、人との接し方がとても上手だったなと。多少なりとも影響を受けて、今の自分があると思います。

設計士から施工屋へ転職。そして社長に就任

設計士として図面を書いていた頃よりも責任を感じるようになりました。例えば、各部位の強度や安全性もそのひとつ。お客さんの資産を預かり仕事を請け負う際には、毎回ちゃんと確実性を担保していく必要があることを実感しています。 父が体を壊したため社長に就任しましたが、30半ばで企業理念を掲げ、銀行との交渉や事業の組み立てを行うなど、すでに自分で会社を回している自負があったので専務から社長に肩書が変わるだけだと軽く考えていました。 実際は、全然違いました。全ての最終的な決済・承認が内部外部問わず全てが私に向かってやってくる。社長になると、こんなに業務が増えるんだと驚きました。

表彰、講演、そして一気に情報・交友関係が拡大

小田原工務店では、健康省エネ住宅を展開しています。高気密高断熱の工法のひとつ、スーパーウォール工法を拡販する活動において2010年に表彰を受けました。壇上では、事例発表と基調講演を行い、会社のことや今日に至るまでのプロセスなどを発表。一気に仲間内から注目を浴び、情報ネットワークが広がりました。 壇上で喋るのは、実はイヤなんです。でも社員に向けてメッセージを送りたいとの思いもあり、表彰を機に、勇気を振り絞って人前で喋りました。その結果、全国に仲間が増え、情報量が増えるきっかけをいただいたのが最大の転機です。

求めているのは、水質に合う人間

求めているのは、弊社の水質に合う人です。 勉強会に参加した際に講師から「水質に合わない人間を採用したら、水が一気に濁る。濁った水に耐え切れなくなった優秀な社員が出て行ってしまう」という話をいただきました。能力向上の姿勢があり、水質に合う人が採用対象です。

学生へのアドバイス

最近の人は、すごく勉強していますよね。私の学生時代は、いかにサボるかしか考えていませんでしたから 本当にすごいなと感じています。学ぶ、調べる、行動することに対して長けた人が多い印象です。 その上で、身につけておくとすれば、道徳的なこと、人の道に関することではないでしょうか。謙虚さ、感謝の気持ちと自己犠牲の精神は、持っておいた方が得じゃないかと思います。

この社長のカバンを持った体験者の声

株式会社 小田原工務店

取材日 2023年02月

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