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ハッピータイランドを世界へ!
従業員とお客様、両方が喜びと楽しさを追求できる働き方を提案

川口 洋 (かわぐち よう)

株式会社SUU・SUU・CHAIYOO

代表取締役

インタビュー

プロフィール

  • 出身地

    兵庫県

  • 尊敬する人

    織田信長、井上恵次先生、井上和弘先生、妻

  • 座右の銘

    凱風快晴、天下泰平、飄逸、前途洋々、天真爛漫

  • 習慣にしていること

    ごはんをおいしく食べる、ありがとうと言う、筋トレ、空手

  • 愛読書

    無能唱元の一連の書籍、中島敦「山月記」、吉川英治「太閤記」

経歴

中学・高校時代バレーボール部に所属。神戸大学在学中、海外旅行を経験。海外で働くことに興味を持ち、卒業後は外務省に入省。中東諸国の駐在などを経て2003年退省。2004年に株式会社SUU・SUU・CHAIYOOを設立。

「海外で働きたい」との思いから外務省へ

学生時代に憧れていたのは、バイクでサハラ砂漠を越えた賀曽利隆さんです。私は19歳で初めてニュージーランドに行きヒッチハイクをしました。面白くて旅の魅力にハマり、単発バイトをしてお金を貯め、ヨーロッパや中東にも行きました。 イギリスのパブで飲んだジュースやビールは、とにかくぬるかったです。でも周りから「これ冷たいじゃん」と言われ、感覚の違いを感じました。一方、ギリシャでは、キンキンに冷えたファンタレモンが出てきて、これは美味しいなと。その価値観の違いに触れた瞬間、なぜか強く「海外で働きたい」と思いました。 いろいろと調べるなかで、外務省に入って1年経てば海外に行けることがわかり、大学3年の終わりに外務省を志望。開発問題やODAなどの内容の卒論を書いていました。入省後はシリアやオマーンに滞在し、アラブ人と遊んだり仕事をするなかで、気付いたのは「おもてなし」の楽しさです。アラブでは訪問客をもてなし、お茶を飲みながら話すことが大きな娯楽でした。

おもてなしの原点とタイとの出会い

アラブの逸話に、「貧しいベドウィン(アラブ系の遊牧民)に旅人が訪ねてきた。唯一持っていたラクダを殺して、料理に出してもてなした。食べ終わった後に訪問の要件をたずねると『素晴らしいラクダを飼われていると聞いた。ぜひ買わせてほしい』と言われた」という話があります。これはおもてなしをするために、どんな大事なものでも手放すという話です。 私は、オマーンで外交官として働き出していたため、家に人を招き情報交換の場を提供しました。司会は、エジプト人の大御所の方にお任せし、私は全体のロジスティック、料理を出すタイミングなどを考える担当です。ここで感じた面白さ、人をもてなす楽しさが、今の飲食店の原点です。 そして、大使公邸で開催するパーティに必要な日本食の買い出しのために、初めてタイを訪れました。タイの方の印象は「今、ここに集中して生きている」。そして料理がおいしい。これが私とタイとの出会いです。



退省、タイ料理屋の道へ

帰国後は、領事事務や海外広報課に就くも、この時点で何か事業をやりたいと思い、当時住んでいた千葉県の創業塾へ。当時の事業計画書には「アジアの雑貨屋」と書いていましたが、そのあと、パッと「タイ料理屋をやろう」と降りてきたんです。自分の感覚を信じていまして、ちゃんと体調が整っていれば進む道は見えてくる。不思議と迷わず行動できました。 独立するにあたって、早稲田にあるタイ料理専門店の「SPICE ROAD」に電話しました。1年間修行したいこと、そのあと独立したいことを伝え、働き始めると、当時70キロあった体重は、55キロに。キツイこともありました。最初はオペレーションもぐちゃぐちゃです。お客さんからも叱られました。仕事で泣いたのは、初めてです。でも初日で「人のせいにしちゃダメだ」と気づきました。「人のアドバイスは素直に全部聞こう。でも決めるのは自分だ。自分で決めて自分の責任でやらないといけない」と、ここで他責思考が消えました。 働き始めて数ヵ月後に店長に就任。赤字店舗が半年足らずで黒字になり、仕事がどんどん楽しくなりました。最初は元気がなかった従業員さんも、売上が上がれば元気になります。お客さんに喜んでもらえる喜び、従業員さんが笑顔になる喜びは、独立し会社を設立した今も同じです。

学生へのアドバイス

「やりたいこと」「できること」「求められていること」の3つが重なることが、一番いいことだと言われたことがあるかもしれません。確かに、経営目線では、社会から求められること、人の役に立つことをやらなければ儲けることは困難です。 でも、学生時代だからこそ、今、自分がやりたいことを貫いてください。いろいろな決まりや規則、自分の能力に関しても、思い込みで規制を設けるのではなく、殻を破って欲しいです。ルールは、守る側ではなくつくる側になったほうがいい。交渉もしたほうがいい。自分の心の声に従ったうえで、冒頭にお伝えした3つをバランスよく伸ばしていくといいと思います。



この社長のカバンを持った体験者の声

株式会社SUU・SUU・CHAIYOO

取材日 2024年07月

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