株式会社地域活性プランニング
代表取締役
藤崎 慎一
大学卒業後、1986年にリクルートに入社しました。
はじめは住宅情報事業部に配属され、マンション等の広告を自社媒体に掲載してもらうための営業をしていました。しかし、そこでは広告掲載を企画提案、受注してくるだけで、マンションの売り方までは考えません。その為、受注できて嬉しいと思う反面、結果として「お客様の利益につながっていない」ことに気付いたのです。
そのため私は、まずライターやカメラマンと現場に通い詰め、実際にマンションやまわりの環境を徹底的に調べ上げました。そうして出てくる「その土地の良さ・住みやすさ・マンションの良さ」を、キャッチコピーひとつに凝縮しようと何週間もかけるなど、“完売させる”広告内容にこだわりました。そうすると次は不動産について知らなければいけないことに気付くんですよね。だから私は、宅地建物取引士の資格を取り、不動産業界や金融について一生のうちで1番勉強をしました。
課長になった時には、さらに顧客満足度を上げようと、「今はどういう人たちが住宅を買うのか」をマーケティングし、データバンクを構築しました。これが出来てからは様々な不動産会社から相談を頂くようになりました。
このように、顧客満足度を向上させる為に、一見泥臭いようなことを沢山やってきました。しかし、だからこそ全社MVPを2年連続でいただけたのだと思っています。
そんななか、行政に対して地域の活性化提案をしかける新事業部「地域活性事業部」が発足。その立ち上げメンバーにと誘われました。自分の力を試すため住宅情報事業部を後にし、商品開発GMとして、観光振興をはじめ、雇用・定住・教育など、地域活性プロジェクトの企画・プロデュースを行いました。全くその道の経験がない私に、0からの立ち上げで声がかかったのは、住宅情報事業部での様々な実績があったからだと後で聞きました。
そして、地域活性事業を引き継ぐ形で独立し、2003年に株式会社地域活性プランニングを設立しました。
大学卒業後、1986年にリクルートに入社しました。
はじめは住宅情報事業部に配属され、マンション等の広告を自社媒体に掲載してもらうための営業をしていました。しかし、そこでは広告掲載を企画提案、受注してくるだけで、マンションの売り方までは考えません。その為、受注できて嬉しいと思う反面、結果として「お客様の利益につながっていない」ことに気付いたのです。
そのため私は、まずライターやカメラマンと現場に通い詰め、実際にマンションやまわりの環境を徹底的に調べ上げました。そうして出てくる「その土地の良さ・住みやすさ・マンションの良さ」を、キャッチコピーひとつに凝縮しようと何週間もかけるなど、“完売させる”広告内容にこだわりました。そうすると次は不動産について知らなければいけないことに気付くんですよね。だから私は、宅地建物取引士の資格を取り、不動産業界や金融について一生のうちで1番勉強をしました。
課長になった時には、さらに顧客満足度を上げようと、「今はどういう人たちが住宅を買うのか」をマーケティングし、データバンクを構築しました。これが出来てからは様々な不動産会社から相談を頂くようになりました。
このように、顧客満足度を向上させる為に、一見泥臭いようなことを沢山やってきました。しかし、だからこそ全社MVPを2年連続でいただけたのだと思っています。
そんななか、行政に対して地域の活性化提案をしかける新事業部「地域活性事業部」が発足。その立ち上げメンバーにと誘われました。自分の力を試すため住宅情報事業部を後にし、商品開発GMとして、観光振興をはじめ、雇用・定住・教育など、地域活性プロジェクトの企画・プロデュースを行いました。全くその道の経験がない私に、0からの立ち上げで声がかかったのは、住宅情報事業部での様々な実績があったからだと後で聞きました。
そして、地域活性事業を引き継ぐ形で独立し、2003年に株式会社地域活性プランニングを設立しました。
-
事業内容
地域活性化と人材育成を通じて地域の魅力を発信する。
地域活性化のプロデュース・人材育成が私達の仕事です。
単に“地域活性”と言っても、様々な手段があります。私達は映画・ドラマのロケ地になったことをきっかけに“地域の魅力を再発見”してもらう「ロケツーリズム」を通して、国内外に向け効果的にシティプロモーションを仕掛けます。更には、自立を目指し住民参加型の組織を立ち上げるなど「ひとづくり」のお手伝いをしています。
まず始めに行うのは、地方自治体や企業のロケ誘致のアドバイスです。ロケの誘致を成功させるポイントに始まり、実績をブランディングに活用する方法を伝えます。そのノウハウの蓄積のためにロケ地検索サイト「ロケなび!」を運営しており、制作者のニーズを常に把握。地域や企業を、映像制作者とマッチングさせるのが私達の仕事です。
そして2つ目が、日本で唯一のロケ地情報誌である「ロケーションジャパン」の発行です。雑誌を通して地域の魅力を発信するだけでなく、ロケ地マップやツアーの造成をアドバイスし、ロケの効果を一過性で終わらせず、その“地域のファン”にさせる仕掛けを行っています。また、その地域の盛り上がりを、購読者でもあるマスコミに仕掛けていくことで、地域・企業のプロモーションをしています。
そして3つ目は、売れるご当地グルメをインキュベート(孵化)する「LJマルシェ」というお取り寄せサイトを運営しています。商品開発から携わり、地域にまだまだ埋もれているとっておきの商品を、実際に売れるところまでをサポートします。
社員1人1人が「顧客満足」を大切に、地道にコツコツと丁寧にやってきたことで、今のこれらの事業が出来上がってきました。 -
社長の想い
地域の自立と活性化を促進するために行動し続ける。
私達のミッションは、地域が誇りを持ち自立するために動くこと。
想いだけでは地域活性は出来ません。「自分たちがなんとかしなければいけない」という認識を持って、自ら行動することが大切です。その上で、地元愛に満ち積極的に動く「わか者」と、従来の常識にとらわれずにアイディアを出せる「ばか者」、そして客観的に見る我々のような「よそ者」の3者がしっかりと協力し合えるような環境を作っていきたいですね。
まずは人の行動を変え、その人々が地域・企業を変え、日本全体が元気になっていく、それが私達のミッションだと思っています。 -
社長の求める人物像
覚悟を持って地域活性化に取り組む覚悟のある人。
しっかりと覚悟を持って働ける方ですね。
覚悟がないと、やりたいことに向かって努力できないですし、まわりへの感謝を忘れてしまいますよね。そうすると、途中で投げ出したくなるでしょう。しかし、途中で投げ出したら、一緒に働いてきた人たちや地域の人たちが悲しみます。
何をするにしても、自分自身の覚悟1つで仕事の仕方、努力の仕方は変わります。
地域活性プランニングの社員達は皆、強い覚悟を持ってここにいます。だから皆、「自分の手で地域を活性していかねば」という当事者意識を持って努力をしています。
一緒に地域活性化に取り組む自治体の方も皆、強い覚悟で取り組んでいます。
そんな人達とこれからも一緒に働いていきたいと思っています。 -
社長から学生へのアドバイス
挑戦を恐れず、学んだことを活かして自信を持って進む人。
みなさんは素晴らしい人財です。
世の中には、「ゆとり世代」ととやかく言う大人もいるかもしれませんが、卑屈になる必要も、失敗を恐れる必要もありません。
やったぶんの成果は自分に必ず返ってきますし、反対に言えば、やっていないことは出来ません。勉強だって部活だって、やったことしか出来ませんよね。
経歴のところでお話したように、若手社員の時は、宅建を取ったり経済の勉強をしたり、一見遠回りかと思うようなことも沢山しましたが、全てが今でも役に立っています。大学時代の雑誌編集の経験が、今に生きています。
みなさん自信を持って、まずは恐れることなく、“挑戦”してみてください。
無駄なことなんて何もありません。
取材日:2018年07月