株式会社クリテック工業
代表取締役社長
若林 勇二
司法試験に挑戦するも10年で断念。31歳で就職し、人材派遣や出版業界でトップセールスを記録。その後、新会社設立や代理店業務を経て、2004年に父が代表を務めるクリテック工業に入社。業界調査を通じて当社の社会的使命を確認し、営業ノウハウを活かして実績を上げる。2007年に代表取締役に就任。
司法試験に挑戦するも10年で断念。31歳で就職し、人材派遣や出版業界でトップセールスを記録。その後、新会社設立や代理店業務を経て、2004年に父が代表を務めるクリテック工業に入社。業界調査を通じて当社の社会的使命を確認し、営業ノウハウを活かして実績を上げる。2007年に代表取締役に就任。
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社長の歴史
司法試験断念から営業ノウハウで業績拡大。
判事を志して司法試験にチャレンジするも合格には至らず、10年の月日を費やして断念しました。31歳で就職を決意。父の口癖である「社会貢献できる人になれ」という言葉を、10年以上も行動に移せなかった葛藤をぶつけるように、がむしゃらに働きました。 人材派遣会社や出版会社の営業としてトップセールスを記録し、その後、新会社の設立や代理店統括業務などを経て、2004年に父が代表取締役を務めるクリテック工業に入社しました。 入社のきっかけは、「なぜ父親の会社を継がないのか」という友人たちからの助言です。畑違いの私は、業界の特徴、市場規模や競合について調べてみました。すると、当社が創る「橋梁用伸縮装置(ジョイント)」は、道路や橋の安全を守るという社会的な使命があり、この先も自動車が移動・移送手段である限り、社会に必要とされ続けることがわかったんです。また、全国には700万橋以上あり、橋に設置するジョイントは、やりきれない数がある。にもかかわらず、ジョイントのメーカー数は、全国に僅か20社ほどしかなく、しかも、大手競合会社も少ないということも分かったのです。 従来の弊社は、人脈に頼った営業でしたが、前職で培った営業ノウハウをもとに、先ずは自ら実績を出し、その後、社員にもそのノウハウを伝えて、新規案件を次々と獲得できるようになりました。2007年代表取締役に就任し、現在に至ります。
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社長の想い
社会貢献と技術力で、明るく楽しく働く。
わたしたちの存在意義は、「社員が明るく楽しく働きながら、世の中に価値を提供することで、より良い社会づくりに貢献するため」と定めています。わたしたちが携わる公共土木事業は、災害や経済危機が起きても優先的に続けられます。それだけ、社会的に重要な仕事なのです。 公共工事は手続きも細かく大変なことは多いですが、「自分の仕事が道路の安全を、ひいては日本を支えている」と自負し、社員一丸となって仕事をしています。この先も、お客様から厚く信頼される社員とともに、明るく、楽しく働いていきたいです。 また、社名の「CRETEC」は、“Create”(創造する)と“Technology”(技術)の造語です。技術力を高めてより良い製品を創造し、社会の進歩に少しでも役立ちたい。そのためにも、若い学生のみなさんにインフラ事業や当社についても知っていただいて、日本のインフラを支える一翼を担っていただくことが一刻を争う課題です。
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社長の目標
共感と実践、自己成長で業界トップへ。
わたしたちは、理想の社員像として「経営理念・経営ビジョンに共感し実践できる社員」「どんな環境でも自分で道を切り拓いて目的を達成できる社員」「自責で考えられる社員」を掲げています。経営理念やビジョンは経営計画書として一冊にまとめ、全社員で共有しています。会社の目指す方向性に共感し、情熱的に仲間と協力し合える方と出会えたら最高ですね。そんな方には将来、弊社の幹部となり経営を支えて欲しいです。また、その中から志の高い経営者を多数、輩出したい、という想いがあります。 業界トップシェアという目標を達成するためには、知識を身に着け、技術を磨くだけではなく、人間力の高い人財が必要です。そのための教育には力を入れていますし、経営者として会社の成長だけではなく、会社に関わる方すべてが少しでも幸せになれるよう意識して行動しています。
取材日:2022年07月