株式会社スワローホールディングス
代表取締役
篠崎 由博
慶應義塾大学商学部卒業後、さくら銀行(現三井住友銀行)入行を経て会計事務所に勤務。独立後、地元湘南で会計事務所を経営。顧問先のスワロー食品の後継者不在を機に承継を決意。学生時代からの友人、西浦氏を迎え、2014年12月、株式会社スワローホールディングスを設立。代表取締役に就任。
慶應義塾大学商学部卒業後、さくら銀行(現三井住友銀行)入行を経て会計事務所に勤務。独立後、地元湘南で会計事務所を経営。顧問先のスワロー食品の後継者不在を機に承継を決意。学生時代からの友人、西浦氏を迎え、2014年12月、株式会社スワローホールディングスを設立。代表取締役に就任。
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社長の歴史
「この会社、あなたが買って」と言われた。
スワロー食品の売却支援を担当していたとき、先代社長から「あなたに買い取ってほしい」と言われたことが、スワローホールディングス設立のきっかけです。私は会計事務所の一経営者。スワロー食品の社員数は約150名。もちろん、悩みました。ものづくりやデザインは好きでしたし、経営経験もありましたが、食品業界はまったくの未経験。それでも「このチャンスは最初で最後かもしれない」と考え、思い切って決断しました。
私の得意分野は財務や営業です。ただ、さすがに1人で担うには不安もあり、人事・労務に強い学生時代の友人・西浦を誘って、二人三脚で経営をスタート。ビジネスは何をやるかより、誰がやるか。本質を追求し、正しいことを正しくやる。この姿勢は、私たちの経営の原点であり、子会社が増えた今も変わらない信念です。
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社長の想い
評価も、給料も。正直な人がちゃんと報われるように。
私の経営の軸は「人にフォーカスする」こと。赤字企業を引き受けた際、最初に取り組んだのは従業員の待遇改善です。たとえ赤字でも賞与を復活。まずは経営側が覚悟を示すことを徹底しました。派閥やいじめ、不公平な評価がある職場では、社員も力を発揮できないと考え、環境を改善。黙々と頑張る人がきちんと評価される会社、努力が報われる環境を目指してきました。経営とは、理屈や仕組みだけで成り立つものではなく、人間の心理に寄り添う営みだと考えています。
主に向き合うのは、業者などプロの顧客。知名度が売上に直結しない業界だからこそ、表に出ることで生まれる妬みや誤解のリスクは大きいと考えています。講演なども控え、社員や顧客と誠実に向き合いながら実績を積み重ねることに注力。「実質本質主義」が、会社再生と持続的成長の土台になっています。
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社長の目標
日本の食を、「輸出で戦える資源」に。
目標は、日本の食を世界に広めること。アメリカではすでに春巻きの販売を開始し、2032年には海外の販売利益が国内を上回る体制を目指しています。天然資源の少ない日本。日本食は世界一のクオリティを誇る文化であり、外貨を獲得できる「資源」だと捉えています。私たちはその価値を信じ、挑戦を続けています。
内部の目標は、業界一の高待遇と少数精鋭の組織づくりの実現です。おそらく、国内中小企業の中では、かなりの高待遇のはず。年齢や肩書きに関係なく、実績重視でポジションを任せる文化のため、高卒のシングルマザーが営業や品質管理のトップを担っている例もありますよ。求めているのは、“知らないことにも飛び込める”好奇心と、“仲間を思いやれる”やさしさを持つ人材。日本の食を世界に届けるという挑戦を、共に担い、共に成長していける仲間を求めています。
取材日:2025年8月
