株式会社麺食
代表取締役社長
中原 誠
大学時代、工学部から経済学部に転部。麺食を継ぐ予定はなく、「食」での起業を目指す。起業経営にはお金の知識が必要だと考え、第一勧業銀行(現:みずほ銀行)に入行。その後、「株式会社ベンチャー・リンク」に転職し、飲食店経営を学ぶ。さらに「株式会社グローバルダイニング」にて、「モンスーンカフェ お台場」の店長を務め、2005年に「株式会社麺食」へ入社。父の跡を継ぐ。
大学時代、工学部から経済学部に転部。麺食を継ぐ予定はなく、「食」での起業を目指す。起業経営にはお金の知識が必要だと考え、第一勧業銀行(現:みずほ銀行)に入行。その後、「株式会社ベンチャー・リンク」に転職し、飲食店経営を学ぶ。さらに「株式会社グローバルダイニング」にて、「モンスーンカフェ お台場」の店長を務め、2005年に「株式会社麺食」へ入社。父の跡を継ぐ。
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社長の歴史
自立するために挑戦し続ける日々。
私はずっと、自分の力で生きることを目指してきました。親の手を借りず、いつかは起業して自分の道を歩むことを決めていました。大学時代は、周りが遊んでいる中で、少しずつ社会経験を積みながら自分を成長させていきました。銀行に勤めていた時期もありますが、最終的に「自分で何かを作りたい」と強く思い、飲食業に飛び込む決断をしました。
その後、モンスーンカフェの店長として働き、たくさんの挑戦を経験しました。そこから得たものは大きく、経営者として自信を深めました。2005年、父の会社「麺食」に参加することを決め、少しずつではありますが、事業を拡大していきました。
私はいつも、どんなに小さなことでも「自分でできる」と信じて進んできました。それがあったからこそ、今の私があります。これからも「喜多方ラーメン坂内」などを通じて、お客様に喜んでもらい、会社を成長させることが私の使命だと感じています。 -
社長の想い
喜びを提供し、幸せが返ってくる仕事。
当社の仕事は、目の前にいるお客さまが笑ってくださるか、怒ってしまわれるかの積み重ねでしかありません。喜んでくれる方が増えれば増えるほど、事業はうまくいく。とてもシンプルです。お客さまに喜んでいただくためというのが、事業の理由のひとつ。 もうひとつは、自分のためです。人を喜ばせると、自分も嬉しいですよね。そして、必ず自分に返ってくる。これだけ世知辛い世の中、戦争やコロナの話があり、喜ぶ場面はどうしても減ってしまいました。その中で喜びを提供できる、大切な仕事だと考えています。
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社長の目標
日本で鍛え、世界で戦う外食ビジネス。
東京は、世界中で最も厳しい外食マーケットです。プレイヤーの数、コンテンツの種類、お客さまの価格に対する厳しい視点など。ここで勝てているならば、日本の外に出れば、めちゃくちゃ魅力的なコンテンツとして戦える。でも、日本の治安は、それほど悪くありません。日本語だけで生きていけるため、国内にいた方が楽との考え方もあります。 僕がよく例に出すのは、ロンドンのヒースロー空港にあるラーメン屋さん「Wagamama」、パリで最も大きな空港、シャルル・ド・ゴールの回転寿司「Yo! Sushi」です。どちらも、日本人の運営ではありません。これは悔しいし、僕たちが出ていかないのはおかしい。日本のマーケットを整えて、働きたいと思う人を増やしながら、外に出ていく。これは、すでに取り組んでいることではありますが、もっと力を入れてやりたいことです。
取材日:2022年11月