株式会社フタバファー
代表取締役
今井 千晶
成蹊大学法学部卒業。弱い立場の女性を守りたいと、弁護士か検事を目指し、 司法試験を受験するも、母とチャンスは1回だけの約束で1回目に失敗。
ちょうど、その年、オーナーデザイナーである母・今井千恵のNYデビューショーに同行し、会場中のスタンディングオベーションにファッションが人を感動させる力に感銘を受け、1999年6月入社。
店頭での販売や広報を担当。その後、出産・子育てを経て2015年5月、社長に就任。
成蹊大学法学部卒業。弱い立場の女性を守りたいと、弁護士か検事を目指し、 司法試験を受験するも、母とチャンスは1回だけの約束で1回目に失敗。
ちょうど、その年、オーナーデザイナーである母・今井千恵のNYデビューショーに同行し、会場中のスタンディングオベーションにファッションが人を感動させる力に感銘を受け、1999年6月入社。
店頭での販売や広報を担当。その後、出産・子育てを経て2015年5月、社長に就任。
-
社長の歴史
社長の歴史感動を提供するラグジュアリーファッション業界の女社長。
小学校の卒業アルバムに書いた将来の夢は「毛皮会社の女社長」です。
ただ反抗期もあり、母の「跡取り」には、なりたくない。と、かなり反発していました。
しかし、ニューヨークで母が手がけたショーで、国境を越えて人々に感動を与えるファッションの力を目の当たりにし、素直にこの仕事をしたいと感じました。
CHIE IMAIブランドは、ただモノを売っているのでは無く、感動をお届けするブランド。スタッフは、部署に関係なく1人1人が「感動コンシェルジュ」です。 -
社長の想い
最高品質かつユニークなデザインで感動を届ける。
創業者である母は、CAを経て主婦になり、海外の美術館巡りが趣味でした。買ってきたお土産が喜ばれる事から、その後、貿易会社を立ち上げました。仕入れのために訪れたヨーロッパが寒くファーを購入。70年代のファーは重く、色も黒や茶色しかありませんでした。「自分のように世界中を飛び回る女性がオシャレで軽やかに着られるファーがあったらな」と思いましたが、世界中探してもない。
唯一パリで1着だけピンクのファーを見つけ、ファーが染められることを知り、フィンランドの小さな森の中の工場で裏地をつけない1枚仕立てのファーを見つけました。
今井千恵は、それらを融合させ、カラフルなモザイク柄のリバーシブルで着られる軽いファー、CHIE IMAIのアイコンであるモザイク・ドゥ・チエをフィンランドで生み出しました。
今井千恵の発想でフィンランドのファー産業が飛躍的に発展し、今井千恵は、フィンランド民間人最高位の勲章をいただきました。
ビジネス全体に共通しているのは、一流のもので感動をお届けするということです。
今、ファッションだけでなく、香水の代わりに作ったMORRISスピリッツ。スペインからインポートする世界大会でトップのオーガニックオリーブオイル。
全てが世界最高クラスで自信を持ってお勧めできる商品です。 -
社長の目標
日本の良いものを世界へ届ける挑戦。
弊社では10年以内に歴史に名を残す、日本を代表するブランドを目指しています。日本は現時点でも、世界から見て劣っていないと思っています。ただ、フランスやイタリアと比較した際、ブランディングの方法など、得意ではない部分があることも事実です。
日本には素晴らしいものがたくさんあります。あとは、やり方だけ。若い方たちのエネルギーも含め、仕組みを整え、さらに世界に日本の良いものを届けていきたいです。また、円が弱い時は、MORRIS(モーリス)などで輸出部門の強化したり 輸出入をバランスよくやっていきます。
現在、MORRISは、ニューヨーク、パリ、台湾、香港に輸出されています。
取材日:2023年05月