北上産業株式会社
取締役専務
阿部 孝司
電子工学専門学校卒業。北上産業へ入社後、友人の紹介で別会社へ転職。プログラミングの仕事に就き、3年勤務。北上産業の工場移転の話が出たことを機に、再び北上産業へ。同時期、兄も仕事を辞めて入社。2003年「もう二度と辞めない」と覚悟を決め、入社。
電子工学専門学校卒業。北上産業へ入社後、友人の紹介で別会社へ転職。プログラミングの仕事に就き、3年勤務。北上産業の工場移転の話が出たことを機に、再び北上産業へ。同時期、兄も仕事を辞めて入社。2003年「もう二度と辞めない」と覚悟を決め、入社。
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社長の歴史
挑戦と成長で築く未来への一歩。
私の人生は、偶然と挑戦の積み重ねでした。電子工学の専門学校を卒業し、最初に北上産業株式会社に入社したとき、まだ若く、右も左も分からない状態でした。その後、友人の紹介でプログラミングの世界に飛び込み、そこでの3年間は新しい技術を学び、自分の可能性を試す貴重な時間でした。
再び北上産業に戻ったのは、会社が工場を移転し、新たな一歩を踏み出そうとしていたタイミングでした。兄と共にこの会社を支えようと決意し、これまでの外部経験を活かして新しい風を吹き込む努力を続けてきました。他社での経験は、単なる技術だけでなく、視野を広げ、営業や組織運営の新たな形を模索するきっかけを与えてくれました。
北上産業での日々は、簡単ではありませんが、自分自身が成長し、会社と共に歩んでいると感じます。一歩一歩を大切にしながら、これからも挑戦を続けていきたいと考えています。 -
社長の想い
社会を支え、未来を守るパッケージ技術。
設立当初は、グラビア印刷とラミネートの加工委託から始まった北上産業ですが、近年は、製造の企画・販売、製品化まで一貫して担当しています。お客様が本当に必要とするものを考えるなかで、製品の知識を身につけると同時に全体技術の底上げに努めてきました。
また、この業界は絶対的に必要だとの自負があります。特に力が発揮されるのは、災害や有事の際です。食料の保存が効き、運送にも便利なため、東日本大震災の被災地への食糧支援にもパッケージは力を発揮しました。またSDGsの観点からは、保存が効くパッケージを活用することで、食品ロスを抑えることが可能です。 -
社長の目標
環境配慮で未来を築く持続可能な挑戦。
5年を目処に、目指しているのは地球環境に配慮した一貫生産出来る工場の設立です。そして、現在の企画・製造・販売の入り口となるデザイン部門の設立を目指しています。
プラスチック業界に関しては、環境に悪いとのイメージがあるかもしれません。しかし、会長は過去の工場移転時に、VOCを大気中に出さないための装置を設置。社長も、太陽光発電や熱交換システムによるCO2削減など、環境に配慮した取り組みをいち早く行っています。今後も環境に配慮し、経営を続けていくことが私たちの目標です。
取材日:2023年10月