
ディンク株式会社
代表取締役社長
礒部 薫
大阪府立大学工学部卒業。シンクタンク勤務を経て、地域情報誌を発行する広告会社に転職。結婚を機に退社し、専業主婦として子育てに専念。2006年、ディンク株式会社に入社。2013年、代表取締役社長に就任。
大阪府立大学工学部卒業。シンクタンク勤務を経て、地域情報誌を発行する広告会社に転職。結婚を機に退社し、専業主婦として子育てに専念。2006年、ディンク株式会社に入社。2013年、代表取締役社長に就任。
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社長の歴史
社員の可能性を信じ未来を共に創る。
大学卒業後、シンクタンクや広告会社での勤務を経て専業主婦となり、3人の子どもを育てながら過ごしていた私の人生が、父が創業したディンク株式会社と交わることになるとは思いもしませんでした。弟が後継者となるはずだった会社は、さまざまな事情で私が引き継ぐことに。夫の「やってみれば?」という言葉に背中を押され、覚悟を決めました。
2013年に代表取締役社長に就任。当時、業界経験も営業スキルもない私にできることは「社員がさらに活躍できる環境を整える」ことだと考えました。一方で品質や信頼、コンプライアンスの基準を高めることにも注力。社員たちには戸惑いもありましたが、変革を重ねる中で、今では「社長と一緒に面白いことができる」と働いてくれています。
自分自身の経験を通じ、社員の子育てと仕事の両立も全力でサポート。これからも、会社の未来と社員の可能性を信じ、歩み続けます。 -
社長の想い
働きやすさと挑戦を支える自己実現の場。
目指しているのは、社員さんたちにとって働きやすい会社です。働く環境をさらにより良くするために、利益を出したいとの思いがあります。2番目は、弊社の設備やサービス導入により、お客さんの会社が良くなることです。
弊社は排水処理の会社ですが、たとえば10年後には、排水処理をしていないかもしれません。あくまで、排水処理は利益を出すための手段です。会社組織としては、仕事の中身にこだわっていません。会社は自己実現の場です。「ディンク株式会社はこうあるべき」という形にとらわれず、チャレンジできる人と働きたいです。 -
社長の目標
世界を見て成長する機会を社員に提供。
2023年に立てた中期計画では、まずは売上を倍、4億に近い数字を目指しています。社員の給料やボーナスを上げて、さまざまな手当を出すためです。
もうひとつ、私が実行したいのは、社員を1週間ほど海外に放り出すことです。渡航費用についても、きちんと企画・予算を立てていただければ会社から費用負担することを考えています。世界を見て「日本に住めて幸せだよね」という軸足を持ったうえで仕事にあたってほしい。だから、まずは世界を見てほしい。
飛行機もホテルも現地のアクティビティも、全部自分で手配して勉強して帰ってきてほしい。世の中には、使えるものがたくさんあふれています。でも、新しいものになかなか手を出さない人も多いですよね。例えば、もし英語が苦手でもデジタルルールを使えばなんとかなります。いかに自分の与えられた資源を有効に使うかといった点も含め、学べる機会を作りたいです。
取材日:2024年12月