アイコミュニケーションズ株式会社
代表取締役
布留川 剛仁
商業高校卒業後、東京電力に入社。12年間の勤務を経て退社。再エネベンチャーでの経験を積み、2010年よりアイコミュニケーションズに参画。2021年に代表取締役社長に就任し、事業拡大と社内改革を推進している。
商業高校卒業後、東京電力に入社。12年間の勤務を経て退社。再エネベンチャーでの経験を積み、2010年よりアイコミュニケーションズに参画。2021年に代表取締役社長に就任し、事業拡大と社内改革を推進している。
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社長の歴史
「俺が社長なら」から始まった物語は、12年目の挑戦へ。
私は高校生の頃、「モテたい」という単純な理由から弁護士に憧れていましたが、現実と向き合い東京電力へ入社。検針業務や料金回収などを経験しつつ、日々「俺が社長だったらこうやるよな」と妄想しながら働いていたのを覚えています。ただ30歳を迎えたとき「このままではただのおっさんになる」と強烈な危機感に襲われ、退職を決意しました。
その後、スタートアップ企業での過酷な経験を経て、アイコミュニケーションズと出会います。立ち上げ当初は3人でエコキュートの施工事業をスタート。東日本大震災や業界変化を乗り越えながら、常に「最新」を追いかけることに注力してきました。家庭用から産業用まで、110サイト以上の太陽光発電所を手がけるまでに成長。「家中まるごと対応できる電気屋」を目指して走り続けてきた11年間でした。
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社長の想い
「再エネ業界のキーエンス」を目指し、人と組織を育てる。
私は「すべての商材をいち早く施工すること」に強いこだわりを持っています。V2Hや蓄電池など、工事が難しいとされる新商材にも積極的に対応し、実績を積んできました。その背景には、業界の停滞に対する危機感があります。人材のホメオスタシス――変化を嫌う風土――が進化の妨げとなっていると考えているからです。だからこそ、私は全機種・全メーカー対応を基本方針とし、常に最先端であることを追求してきました。
さらに社長就任後は、「再エネ業界のキーエンス」を目指してヒューマンリソースマネジメントを導入。全社員への理念共有会を実施し、社員一人ひとりが具体的な「アクションプラン」を描けるよう支援。また、商業高校出身の自分が簿記や原価に通じている強みを活かし、社内情報を全て開示する透明な経営を実践しています。人を信じ、育てる。それが、再エネ業界の未来を切り拓く私たちの使命だと思っています。
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社長の目標
目指すは、100億円企業。そして世界へ。
2027年までに売上10億円、そしてその先の100億円企業を目指しています。そのためには“工事請負”からさらに踏み出し、「Eneco」をはじめとする独自製品の展開を強化。特許を取得した災害対策電力ユニットは、マンション対応など従来にない市場へのアクセスを可能にする、日本初・世界初のプロダクトです。
さらに、再エネとブロックチェーンを掛け合わせた新たな特許も取得済み。「アイコミ出身なら安心して採用できる」――そんな信頼と誇りを備えたブランド企業を築くことが、私の描くビジョンです。社員一人ひとりが誇りを持ち、業界や地域に貢献できる“人財”へと育つ会社に。千葉から、そして日本から、世界に通用するエネルギー企業を目指して挑戦を続けます。
取材日:2025年03月
